独伊旅行記④リヒテンシュタイン城への行き方(ロイトリンゲン~テュービンゲン)

まずロイトリンゲン(確かReutlingen?)に向かう理由は、リヒテンシュタイン城に向かうためだ。

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道中の寂れた看板

リヒテンシュタイン城というとリヒテンシュタイン公国にありそう、というか実際にあるのだが、ドイツにも同じ名前の城が存在する。正しくは、Burg Lichtenstein(ドイツ)とBurg Liehtenstein(リヒテン)なので、このeの1文字で名前が違ったりする。

でも城としての知名度は断然ドイツのリヒテンシュタイン城である。崖の上に建つ、ファンタジー感の溢れる城として有名。
https://www.schloss-lichtenstein.de/index.php/en/



城への行き方は、車か徒歩しかない。
車がある場合は駐車場にとめてしまえば良いのだが、徒歩の場合はロイトリンゲンから最寄りのバス停まで行き、そこから徒歩30~40分。

Reutlingen Hbf 乗車
RAB  Oberstetten Mitte Engstingen 行
Honau Traifelberg 下車
運賃 €3.40(帰り€2.40)
ーー2016年10月末の情報ーー

※Honauのバス停からも行けるらしいが、こちらの方が歩きやすそうだったので。
このバス停、ホナウ トライフェルベルクがある場所は山中である。周りは数少ない農家のみに見える。
バス停を降りてからバスの進行方向に進むと、赤い標識があるので、その坂道を昇って登山道に入る。

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本当に山中。


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徒歩30~40分なら軽装で大丈夫だろ~とかそういう気持ちで行くべきではないところ。ここは途中ものすごい獣道だったり、かなり傾斜のきつい坂がある。女性が軽い気持ちで軽装で行くのはお勧めしない。
……というよりそもそも、登山が好き、とかでない限り車を借りるかタクシーで行くべき。健康な成人男性はちゃんとした服装であれば、スムーズに昇れるだろう。

自分は服装はまともだったが、背中に7キロ超のリュックを背負って昇るのはかなり息が切れた。歩くのは好きだが、運動不足が祟った。というか、本当に山道は人がいなくて、行きも帰りも併せてすれ違った人間は1人のみ。その1人も登山用の恰好をしていたので、ここは「昇る山」なんだなあとしみじみ。

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何はともあれ、上へ着いてリヒテンシュタイン城に入ろうとしたのだが、この時既に17時を過ぎていて中には入れず。ロイトリンゲンへ向かう途中、列車が運休になるわ遅延するわでかなり予定に遅れが出たせいだった。

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かなり落胆したし間に合わなかったのが悔しかったので、絶対にいつかリベンジしようと思っている。
外観の写真をなんとか撮影し、少し速足で下山。夕焼けが何もない広い丘を照らしていて綺麗だった。空気も美味しかったので、次回もまた登山で上まで行こうと思う。

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人が全くいない

バス停まで戻ってきた時点で18時15分頃。次のバスが19時。気温2度の山中。凍えながらバスを待ち、そこで漸く今夜の宿のことを思い出した。

本当は夕方にロイトリンゲン駅を出て、ハイデルベルクへ向かう予定でYHを予約してあった。ハイデルベルクの宿のチェックイン終了時間と、ハイデルベルク中央駅への到着時間が殆ど同刻だったので、予定変更することを決める。(宿はキャンセル可にしておいたので)


事前に調べていた時に、ロイトリンゲンの近くにテュービンゲンという大学町があったのを思い出したので、駅で行き方を調べてスマホから宿を予約。

www.agoda.com

値段はYHに比べたら高かったが過ごしやすく水回りもかなり綺麗だった。何より、登山の疲労が一気に来て肩をいわしていたのでちゃんとしたベッドで助かった。

独伊旅行記③ヴェネチアからドイツ、ミュンヘンへ

今回、ヴェネチアからドイツのミュンヘンまでは、シティナイトライン(ユーロナイト)という夜行列車を利用した。予約はドイツ国鉄の公式サイト(英語版)でしておいた。列車については過去記事参照。

maukca-memo.hatenablog.com

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列車の時間が近づいてきたので、美術館からサン・マルコ広場まで歩いて戻り、長距離各駅のヴァポレットに乗ってサンタルチア駅まで。最後にゆっくりヴェネチアを見れて良かった。

駅でシティナイトラインのホームを確認しようとしたら、どうやら表記ではユーロナイトというらしく、また行き先が途中で別れる(列車切り離しがある)のでかなり後ろの車両だった。

何せ本当に初めてなのでそれすらわからず、かわいい女の子2人(恐らくドイツ人)に英語で話しかけてなんとか教えてもらった。同室の人たちもドイツ人。何だか知らないが1時間以上車掌と何やら話し込んでいて、中々寝つけなかった。

1室に6つ寝台があって、かなり手狭ではあったが思ったよりかは快適だった。まあ自分は小柄な方なのでそう思うのかもしれない。

コンパートメント?の扉がびくともしない(開かない)、というハプニングがあったが、30分以上の遅れでミュンヘンに到着したので問題なかった。


7時オープンのDB窓口に並び、ジャーマンレイルパスを購入。
パスポートの提示だけで購入できる。支払いはカードで可能。基本的に大きな駅の窓口は英語が通じるし、大都市は簡単な旅行用英語で大丈夫だった。といってもあんまり喋った気もしないので気のせいかもしれない…。

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Sバーンでマリエンプラッツェ(新市庁舎前)へ行き、新市庁舎を見ながら向かい側のカフェリチャードでパンとコーヒーを飲んで朝食。ドイツに行ったら1回はカフェリチャードに行くと思うので、プティングプレッツェルを是非食べて欲しい。ドイツはどこで食べてもパンが美味しい。

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レジデンツが開くまで暇なので、市庁舎付近にある公園を散歩。そこまで広くはないが、紅葉で並木道がオレンジ色に染まっていて壮観だった。市庁舎の周りの道は、原宿の表参道のような状態になっていて買い物するにも困らなさそうだった。

ドイツに入ったとたんに、マルタのボーダフォンのSIMが何故だか完全に使えなくなったので、ボーダフォンショップに行ったら「マルタのはわからない」と言われて買い直し。1.5GB-25€のやつ。


レジデンツと宝物館を見学したあと、中央駅まで戻ってロイトリンゲンへ。